モロッコは「ロッキー」 指揮官がカタールW杯4強のチームを称賛
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【12月11日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)準々決勝でポルトガルを1-0で破り、アフリカ勢として史上初の準決勝進出を果たしたモロッコのワリド・レグラギ(Walid Regragui)監督は10日、チームは「このW杯のロッキー・バルボア(Rocky Balboa、映画『ロッキー〈Rocky〉』シリーズの主人公)だ」とコメントした。
主力をけがで数人欠いたモロッコは、前半終了間際にユセフ・エン・ネシリ(Youssef En-Nesyri)がヘディングで挙げた1点を守りきり、フランスとの準決勝に進んだ。
モロッコは、グループステージで国際サッカー連盟(FIFA)のランキング2位につけるベルギーを下し、決勝トーナメント1回戦ではPK戦の末にスペインに勝利している。
8月に指揮官の座に就いたばかりのレグラギ監督は「『ロッキー』を見るとロッキー・バルボアを応援したくなるのは、彼のハードワークや献身性によるところが大きい。われわれはこのW杯のロッキー・バルボアだと思う」と話した。
「われわれはこのW杯で誰からも愛されるチームになりつつある。タレントは多くなくても、意欲や気持ち、信念を見せれば成し遂げることができると示しているからだ」
「多くの人がこれを奇跡だと言うのは承知しているが、われわれはベルギー、スペイン、ポルトガルにゴールを許すことなく勝利してきた。これはハードワークの結果だ」
「われわれは夢を見ることができる。W杯制覇を夢見てなぜいけないのだ? 今やわれわれと対戦するチームは、勝つために最高の試合をしなければならない。それは彼らにとって簡単なことではない。それが私からのメッセージだ」
今大会最も強固な守備を誇るモロッコが5試合で喫した失点は、カナダ戦のオウンゴールによる1点のみとなっている。(c)AFP/Jed Court
