【12月9日 AFP】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン(Taliban)暫定政権は8日、27人の男女を公開でむち打ち刑に処した。前日には、昨年8月に政権を奪取して以降初めて、公開処刑を執行していた。

 最高裁判所によると、むち打ち刑は東部パルワン(Parwan)州の州都チャリカル(Charikar)のスタジアムで行われた。女性9人を含む27人は、肛門性交、詐欺、偽証、偽造、違法薬物売買、不倫などの罪に問われていた。「犯罪者は強制されることなく裁判所で罪を認め、処罰にも納得した」とされる。

 現場にいた人がAFPに語ったところによると、1000人以上が刑の執行を見学した。見学者は「アラー・アクバル(神は偉大なり)」「地上における神の法の執行を」などと唱えた。

 受刑者は「長さ約1メートル、指4本分の幅」のむちでそれぞれ20~39回打たれた。(c)AFP