【12月9日 AFP】バドミントン、BWFワールドツアーファイナルズ(BWF World Tour Finals 2022)は8日、各種目のグループステージが行われ、女子シングルスでは山口茜(Akane Yamaguchi)が19-21、18-21のストレートで中国の陳雨菲(Chen Yufei、チェン・ユーフェイ)に敗れ、グループでの成績を1勝1敗とした。

 世界ランキング1位の山口に対し、東京五輪女王で同4位の陳は、7日の初戦でインドネシアの新星グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(Gregoria Mariska Tunjung)にまさかの黒星を喫しており、絶対に負けられない状況となっていた。

 8月の世界選手権(TotalEnergies BWF World Championships 2022)で連覇を達成した山口は、3本のゲームポイントをしのぎながらも第1ゲームを先取された。第2ゲームでは輝きを放つプレーで勝負を最終ゲームに持ち込むかと思われたが、インターバル時の4ポイントリードもむなしく、陳に反撃を許して同点に追いつかれた後、試合時間49分で勝利をさらわれた。

 男子シングルスでは、世界1位のヴィクター・アクセルセン(Viktor Axelsen、デンマーク)が初戦に続いてこの日も圧倒的な強さを発揮し、奈良岡功大(Kodai Naraoka)を21-5、21-15で下して2連勝を収めた。

 賞金総額150万ドル(約2億円)の旗艦イベントであるシーズン最終戦は当初、中国・広州(Guangzhou)で予定されていたが、新型コロナウイルスの厳しい規制によりタイ・バンコクでの開催に変更を余儀なくされた。(c)AFP