【12月9日 AFP】ドイツ南部ミュンヘン(Munich)空港で8日朝、環境活動家が滑走路に体を接着させる抗議活動を行った。同日にはベルリン・ブランデンブルク(Berlin-Brandenburg)国際空港でも、活動家が滑走路に侵入する騒ぎがあった。当局が発表した。

 ミュンヘン空港の広報担当によると、4人の活動家が北側の滑走路に約45分間にわたって体を接着させ、その後引き離されて身柄を拘束された。これにより航空便運航に若干の遅れが生じたものの、欠航は出なかった。

 ベルリン・ブランデンブルク国際空港では「数人」が滑走路に侵入したが、運航への影響はなかった。

 環境保護団体ラスト・ジェネレーション(Last Generation)はこれらの抗議を行ったことを認め、「国家から補助金を受け取る主要な気候危機加担者」への反対を表明するためだったと説明した。

 同団体はここ数か月間にわたり欧州各地で人目を引く抗議行動を繰り返し、政治家らから批判されている。先月には同団体の活動家が救急隊員の事故現場への移動を妨害したとされる出来事もあり、物議を醸した。(c)AFP