【12月8日 AFP】ヘンリー英王子(Prince Harry)は、米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)が8日に配信したドキュメンタリー番組で、メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)との関係をめぐる「過熱報道」を非難し、妻と母ダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)を保護できなかった家族も批判した。

 このドキュメンタリーシリーズは6話構成で、まず3話が配信された。この中でヘンリー王子は「私の愛するもう一人の女性が、このような過熱報道を経験するのを見るのはつらい」と語り、「ハンターと獲物」の関係だと例えた。

 シリーズ前半は、交際期間初期の写真や動画を織り交ぜながら、夫妻の関係をたどっている。第1話ではヘンリー王子が、米国のテレビ女優だったメーガン妃は、母ダイアナ元妃に似ていると語っている。また、王子の幼少期や困難だった10代の時期にも焦点が当てられ、パパラッチも登場する。

 王室生活や兄ウィリアム皇太子(Prince William)との関係の崩壊といった最も深刻な内容は、今月15日に配信予定の後半の3話で公開されるとみられる。

 このドキュメンタリーは、夫妻が2020年に王室から離脱し、米国に移住するきっかけとなった出来事を暴露する内容となっている。一部の英紙は、夫妻が王室に対し「宣戦布告」したと報じている。(c)AFP/James PHEBY