【12月6日 AFP】ロシア南部ダゲスタン(Dagestan)共和国のカスピ海(Caspian Sea)沿岸で、絶滅が危惧されるアザラシが少なくとも2500頭死んでいるのが見つかった。

 連邦天然資源監督局のスベトラーナ・ラディオノワ(Svetlana Radionova)長官は、当局はアザラシの死因について、海底から放出されるガスによる窒息が主因との見方を強めていると説明。水質汚染の影響に関しては今週末までに第1弾の報告を予定していると述べた。

 カスピ海のアザラシの個体数は過去数十年間に乱獲と公害の影響で急減。専門家によれば、20世紀初頭には100万頭以上生息していたが、現在は約6万8000頭にとどまっている。(c)AFP