車いすテニスのパラ王者、性的嫌がらせで有罪 仏
発信地:ストラスブール/フランス
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【12月6日 AFP】車いすテニス男子ダブルスでパラリンピック連覇を果たしたニコラ・ペイフェール(Nicolas Peifer、フランス)が5日、15歳未満の未成年者に対するセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)の罪で、仏北東部サルグミーヌ(Sarreguemine)の裁判所から執行猶予付きの禁錮6月の有罪判決を受けた。
ペイフェールは当初、「電子的手段による15歳未満の未成年者への性的誘惑」の罪に問われていたが、裁判官は検察側の勧告に従って「性的嫌がらせ」に訴因を変更した。
弁護人はAFPの取材に対し、「判決にあぜんとしている。われわれは控訴するつもりだ」と明かした。弁護人は10月に開かれた裁判で、2016〜18年にペイフェールが被害者とメッセージを交換していたことを認めた一方で、犯罪の存在は否定していた。
32歳のペイフェールはステファン・ウデ(Stephane Houdet)とペアを組み、2016年のリオデジャネイロパラリンピックと2021年の東京パラリンピックで2大会連続の金メダルを獲得した。(c)AFP