【1月15日 AFP】フランスの裁判所は13日、当時12歳から17歳だった少女4人をレイプしたとして、元テニスコーチのアンドリュー・ゲデス(Andrew Geddes)被告(53)に禁錮18年を言い渡した。

 ゲデス被告は2000年前半と2009年から2014年の間にパリ北部にある二つのテニスクラブで暴行を加えた。

 裁判所によれば、1人目の被害者は被告に会った1999年当時、わずか12歳だった。

 将来を期待されていたこの女性は、14歳になるまで約400回にわたりレイプや性的暴行を受けたと主張した。他の3人の被害者も、ゲデス被告の指導を受けていた15歳から17歳の頃に同様の被害を受けた。

 被害者たちはゲデス被告に家族や友人との関係を絶つことを強制され、車や更衣室の他、練習中に性的暴行を加えられたと訴えた。裁判所は指導者の立場だった被告が被害者を「性奴隷」として扱っていたと述べた。

 一審の18年の判決に控訴していたゲデス被告は、「被害者から非常に動揺する言葉を聞き、自分をごみのように感じる」と裁判で述べ、自身が犯した「罪」や「事件」については「自覚している」と認めた。(c)AFP