【12月3日 AFP】米国を訪問した英国のウィリアム皇太子(Prince William)は2日、マサチューセッツ州ボストン(Boston)で、自身が創設した環境賞「アースショット賞(Earthshot Prize)」の授賞式に出席した。

 受賞したのは、女性が設立し、クリーンな燃焼機能のこんろを提供するケニアの新興企業や、海藻由来の生分解性の梱包(こんぽう)素材を製造する英国企業など。

 ウィリアム皇太子は、5人の起業家にそれぞれ100万ポンド(約1億6500万円)を授与した。

 審査には英国の動物学者デービッド・アッテンボロー(David Attenborough)さんや俳優のケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)さんらも加わった。

 MGMミュージックホール(MGM Music Hall)で行われた式典では歌手のアニー・レノックス(Annie Lennox)さんや「クロイ&ハリー(Chloe x Halle)」の2人が歌を披露。俳優のラミ・マレック(Rami Malek)さんや元サッカー選手のデビッド・ベッカム(David Beckham)さんがプレゼンターを務めた。

 ウィリアム皇太子は「今夜、皆さんが目にしたアースショットの解決策で、地球にとって最大の課題を克服できると信じている。こうした方法を支援し広めていくことで、私たちは未来を変えられる」とスピーチした。

 今年で2回目となるアースショットの式典は、ウィリアム皇太子と妻のキャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)にとって8年ぶりの米国訪問の最後に行われた。(c)AFP/Peter HUTCHISON