【12月2日 AFP】ロシア大統領府は2日、ウクライナ侵攻をめぐり、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が本気で戦争終結を望むなら対話の用意があるとしたジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領の提案を拒否する意向を示した。

 大統領府のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は記者会見で、「バイデン大統領は実際、何と言ったのか。同大統領は、プーチン氏がウクライナから撤退すれば交渉が可能になると発言した」と述べた上で、ロシアにこの条件を受け入れる用意など「あるはずがない」と強調した。

 ペスコフ氏は「特別軍事作戦は継続中だ」と述べ、ウクライナ侵攻を続ける方針に変更はないとの考えを示した。

 バイデン氏は訪米中のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領との共同会見で、「プーチン氏が実際に戦争を終わらせる方法を見つけようとしているのなら、対話の用意がある」と述べていた。(c)AFP