【12月2日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は1日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が本気で戦争終結を望むなら、対話の用意があると述べた。実現すれば、ロシアのウクライナ侵攻後初めての直接会談となる。

 バイデン氏は訪米中のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領との共同会見で、プーチン氏と接触する予定は当面ないが、対話の窓は開かれていると述べた。

 バイデン氏は「プーチン氏が実際に戦争を終わらせる方法を見つけようとしているのなら、対話の用意がある」「その場合はフランスや北大西洋条約機構(NATO)諸国と協議し、喜んでプーチン氏と話し合い、考えを確認したい。だがプーチン氏はまだそうしようとはしていない」と述べた。

 また、「この戦争を終わらせる合理的な方法は一つだけだ。プーチン氏がウクライナから手を引くのが一番だが、その気はないようだ」とも述べた。

 さらにプーチン氏について「保育所や病院、児童養護施設などを爆撃している。異常だ」として、「当初のもくろみが完全に崩れた」にもかかわらず「いまだにウクライナを倒そうとしているのは理解に苦しむ」と批判した。(c)AFP