【12月1日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)は30日、グループCの試合が行われ、メキシコは2-1でサウジアラビアを下したが、得失点差により組3位となり敗退した。

 メキシコは後半にエンリ・マルティン(Henry Martin)とルイス・チャベス(Luis Chavez)が得点。警告や退場によるフェアプレーポイントで不利な状況の中、ポーランドを得失点差で上回るため果敢に3点目を奪いにいったが、逆に終了間際にサレム・アル・ダウサリ(Salem Al-Dawsari)に1点を返され、アルゼンチン、ポーランドに次ぐグループ3位で大会を終えた。

 悲劇的な結末となったメキシコのヘラルド・マルティーノ(Gerardo Martino)監督は試合後、「ポーランドの方がイエローカードが少ないことは分かっていたので、違う結果にするためにあの場面では必要なことだった」と3点目を狙いにいったことについて説明し、「とても悲しい。この大失敗の責任は私が引き受ける」と肩を落とした。

 一方のサウジアラビアは、初戦でアルゼンチン相手にW杯史に残る番狂わせを演じたが、0-2で敗れたポーランドとの2戦目に続き現実に引き戻される結果となり、1994年以来となる決勝トーナメント進出はならなかった。(c)AFP/Martyn WOOD