【11月30日 CGTN Japanese】中国最大の淡水湖、中部・江西省(Jiangxi)にある鄱陽湖でここ数日、水位が持続的に上昇していることが各水位観測所の観測で分かりました。11月29日午前8時現在、都昌観測所の水位は7.62メートル、星子観測所の水位は7.16メートルに上昇したことから、鄱陽湖すべての水位観測所で観測した水位は7メートル台以上に回復しました。これで、江西省内の贛江、撫河、信江、饒河、修河と鄱陽湖のいわゆる「五川一湖」の水位は全部、過去最低水位以上に戻りました。

 水利部門の分析によりますと、今年はまれに見る干ばつ天候の影響で、鄱陽湖は史上最も早く渇水期に入りました。星子観測所では10月3日に6.68メートルが観測され、これまでの最低水位である7.11メートルよりも0.43メートル低くなりました。その後、三峡ダムの長江下流への放水や降雨などによって、鄱陽湖の水位は小幅上昇し、星子観測所では10月14日に8.22メートルまで回復しましたが再び低下が始まり、11月17日は6.46メートルと鄱陽湖の最低水位を更新しました。

 最近は降雨の影響で水位が上昇しつつあり、11月28日午後7時、星子観測所の水位は7.01メートルに達し、7メートル台に回復しました。

 現在、江西省では干ばつ対応Ⅳ級から通常の干ばつ対応状態に戻っています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News