【11月30日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods)は29日、リブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)が米ツアー(PGA Tour)やDPワールドツアー(DP World Tour、欧州ツアー)と平和的に共存していくには、リブゴルフの最高経営責任者(CEO)を務めるグレッグ・ノーマン(Greg Norman)氏が「去らなくてはならない」と話した。

 自身の財団が主催するヒーロー・ワールドチャレンジ(2022 Hero World Challenge)開幕を前にしたこの日、バハマ・ナッソーのアルバニーGC(Albany Golf Club)でウッズは、今月ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が示したのと同様の見解を述べた。両選手はともに、前進がなされた場合、訴訟は取り下げられる必要があると話している。

 ウッズは「両組織の訴訟が停止すれば、機会はある。そこが問題だ」と話し、「相手を訴えるというのは、交渉するつもりがないということだ。まずはグレッグが去るべきだと思う」と主張。「まずは両陣営のトップが動き、今の状況はゴルフというスポーツ全体にとって最善ではないと理解する必要がある」と続けた。

 サウジアラビアが後援するリブゴルフで、ノーマン氏は米ツアーとの対立の先頭に立っており、9月には既存のツアーとの激しい分断を解消するための交渉に「興味はない」と話していた。

 リブゴルフは莫大(ばくだい)な資金を使って大物選手を引き抜き、米ツアーはその対抗措置として新シリーズに参戦した選手の資格を停止した。さらにリブゴルフは、サウジアラビアの人権問題を覆い隠す「スポーツウオッシング」だとの批判も浴びている。

 欧州ツアーもリブゴルフへ移った選手に制裁を科そうとし、こちらも異議申し立てを受けている。一方で4大メジャー大会の主催者が、過去の優勝者も含めたリブゴルフ選手の出場を認めるかは、今のところ不透明となっている。

 ウッズは「どちら(米ツアーとリブゴルフ)のツアーにも、この問題を解決する機会の窓は存在しているが、その窓は閉じられていると思う。それはメジャーが関わってきているからで、彼らは独自の基準を設けようとしている。しかし繰り返すが、結局はリブゴルフと彼らによる訴訟次第だ」と話した。(c)AFP