【11月29日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)は28日、グループGの試合が行われ、カメルーンは2点ビハインドの状況から追いついて3-3でセルビアと引き分け、16強入りの可能性をつないだ。

 29分にジャンシャルル・カステレット(Jean-Charles Castelletto)が先制点を挙げたカメルーンだったが、前半アディショナルタイムにストラヒニャ・パブロビッチ(Strahinja Pavlovic)とセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ(Sergej Milinkovic-Savic)に立て続けのゴールを許し逆転されると、53分にはアレクサンダル・ミトロビッチ(Aleksandar Mitrovic)に3点目を奪われた。

 しかし、63分に途中出場のヴァンサン・アブバカル(Vincent Aboubakar)が1点を返すと、さらにその3分後にはエリック・マキシム・チュポモティング(Eric Maxim Choupo-Moting)が同点弾を決め、試合を引き分けに持ち込んだ。

 これでカメルーンとセルビアは勝ち点1で並び、この日ブラジルに敗れたスイスを2ポイント差で追いかけている。

 敗れていれば、決勝トーナメント進出に向けてスイスがブラジルに勝利することを願うしかなかったカメルーンだが、1990年のイタリア大会(1990 World Cup)以来となるグループリーグ突破のチャンスを残した。

 この日の試合でカメルーンは、GKアンドレ・オナナ(Andre Onana)が何らかの規律違反によりメンバー外となったが、2連勝で突破を決めたブラジルとの厳しい戦いとなる3戦目でも守護神が出場しない可能性もある。(c)AFP