【11月29日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)は28日、グループGの試合が行われ、ブラジルは負傷しているネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の不在が響き勢いを欠いたものの、カゼミーロ(Casemiro)の決勝点でスイスを1-0で下し、1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。

 スタジアム974(Stadium 974)に乗り込んだブラジルは、強固なスイスにフラストレーションを募らせ、後半にビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)の得点がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定によって取り消されると、勝ち点1という結果に終わるかに思われた。

 しかし83分、味方からのパスをロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)が落とすと、ペナルティーエリア内にいたカゼミーロがボレーシュート。これが相手DFマヌエル・アカンジ(Manuel Akanji)にわずかに当たるも軌道が変わってネットを揺らし、ブラジルが先制した。

 2連勝で6ポイントのブラジルは、引き分けで組首位通過が決まる12月2日のカメルーン戦で、選手を休養させたいところだろう。

 一方のスイスは枠内シュートを打てなかったものの、勝ち上がりの可能性は残っている。セルビアとのグループステージ最終戦に勝利すれば自力での突破が決まり、引き分けでも勝ち上がりがほぼ確実となっている。(c)AFP/Andy SCOTT