【11月30日 CNS】「北京十六景」の一つ「香山の紅葉」は、秋に北京を訪れる人にとっては必見だろう。北京の紅葉は見頃を迎えているが、これまで20年にわたる植林の結果、北京市海淀区(Haidian)の香山(Xiangshan)を大きく取り囲む形で紅葉が広がっている。

 北京の北東にある舞彩浅山(Wucaiqianshan)は人工植林に覆われており、そこを歩くためにトレイルが整備されていることからハイキングにも適している。

 北京の北の喇叭溝(Labagou)原始森林公園は最も早く紅葉することで知られる。10月上旬から見頃を迎え、黄金色になる白樺もたくさんある。

 北西では、八達嶺(Badaling)森林公園の紅葉の峰々は雄大で美しく、万里の長城から紅葉を楽しむことができる。

 南西にも、房山区(Fangshan)の坡峰嶺(Pofengling)、薬王谷(Yaowanggu)などの場所が紅葉鑑賞の新名所になっている。植栽の面積が広く植栽の密度が高いため、赤々と山が染まることになる。

 日本の京都も紅葉で有名だが、その紅葉がエデやブナで彩られるのに対して、北京の坡峰嶺の紅葉は主にハグマノキだ。ハグマノキの葉は秋に緑から赤に変わり、霜が降りると、暗赤色または紫色になる。色彩豊かで観賞期間が長いことが特徴だ。

 北京を囲む紅葉は、2002年に実施された「山々に紅葉を」プロジェクトの成果だ。今日の北京の秋には赤だけではなく、豊かな色彩がある。 2015年から、北京では「色彩を増やし、緑を拡張する」プロジェクトを推進しており、2022年は最終年になる。過去8年間、北京はルスティフィナ、モクゲンジ、中華シベリアニレ、イチョウ、メタセコイアなどの数十種類のカラフルな葉の品種を植栽してきた。

 観光客の張(Zhang)さんは「北京を訪れ、フランスの作家アルベール・カミュ(Albert Camus)の詩『秋は二度目の春であり、すべての葉が花となる』という詩を思い出し、感銘を受けた」と語った。(c)CNS/JCM/AFPBB News