【11月28日 AFP】男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2022)は27日、決勝ラウンドの決勝が行われ、デニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)とフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime)が勝利したカナダがオーストラリアを2勝0敗で下し、初優勝を飾った。

 2019年大会の決勝ではスペインに敗れ準優勝に終わったカナダは、シャポバロフがタナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis)との第1試合に6-2、6-4で先勝。続く第2試合では、世界ランキング6位のオジェ・アリアシムがアレックス・デミノー(Alex De Minaur)を6-3、6-4で下し、カナダが28度の優勝を誇るオーストラリアを退け優勝を果たした。

 22歳のオジェ・アリアシムは「今の感情は表現しがたい」と話し、「デニスと僕は、こうした舞台やデビスカップでの優勝を夢見て共に育った。僕個人にとっても、母国にとっても素晴らしい瞬間」と喜んだ。

 23歳のシャポバロフは、今週全試合で敗れていたシングルスで勝利したいという気持ちが力になったと明かし、「今週は苦しい黒星が二つあったが、きょうのプレーの内容には非常に満足しているし、勝ててよかった」と語った。

「2019年の敗戦はきつかった。あのときはむなしい気分だったから、今回は是が非でも優勝したかった」 (c)AFP