【11月28日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)は27日、グループEの試合が行われ、スペインとドイツの優勝国対決は1-1の引き分けに終わり、両チームともにベスト16入りの可能性を残した。

 試合は62分にアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)が味方のクロスに合わせてスペインが先制し、グループ突破へ一歩前進したが、ドイツも83分、ジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)のアシストからニクラス・フュルクルク(Niclas Fuellkrug)が同点ゴールを挙げて引き分けに持ち込み、一定の誇りを取り戻した。

 初戦で日本にまさかの敗戦を喫したドイツは、日本が同日コスタリカに敗れたため、重圧が多少和らいだ状態で試合に臨んだが、ボール奪取を狙う展開が続く中でチャンスを生かせなかった。それでも優勝4回ながら、前回大会で屈辱的なグループリーグ敗退に終わったチームは、相手に先制される苦しい展開でフュルクルクが見事なゴールを決め、スペインと勝ち点1を分け合った。

 これでグループEは1試合を残してスペインが勝ち点4でトップに立ち、日本とコスタリカが同3、ドイツが同1となっている。

 12月1日の最終戦ではスペインが日本と、ドイツがコスタリカと対戦。スペインは引き分け以上で突破が確定し、ドイツはコスタリカに勝利した上でスペインが引き分け以上で決勝トーナメント進出の可能性がある。(c)AFP/Rik Sharma