【11月27日 AFP】ラグビーテストマッチが26日、英ロンドンのトゥイッケナム・スタジアム(Twickenham Stadium)で行われ、世界王者の南アフリカは27-13でイングランドに快勝し、2022年を最高の形で締めくくった。

 カートリー・アレンドセ(Kurt-Lee Arendse)とベテランのエベン・エツベス(Eben Etzebeth)がトライを決め、相手のトライを1本に抑えたスプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)は、さらにダミアン・ウィレムス(Damian Willemse)がドロップゴールを2本成功させた。

 南アフリカは、トーマス・デュトイ(Thomas du Toit)がルーク・カウアンディッキー(Luke Cowan-Dickie)へのハイタックルで退場となり、最後の20分を14人で戦ったものの逃げ切った。

 2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)決勝でもイングランドを圧倒して32-12で勝利した南アフリカは、スクラムで相手を支配すると攻撃時の創造性でも上回った。

 連覇が懸かる来年のW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)を控え、オータム・ネーションズシリーズ4試合で2勝目を挙げた南アフリカは、今年のテストマッチ13試合で9勝目を挙げて一年を締めくくった。

 一方のイングランドは、11月はわずか1勝にとどまるなど、2008年以降では最悪となるテストマッチ12戦5勝の戦績で2022年を終えた。(c)AFP/Julian Guyer