【11月25日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)は24日、グループGの試合が行われ、後半にリシャルリソン(Richarlison)の2発がさく裂した優勝候補のブラジルは2-0でセルビアを下し、白星発進を果たした。

 W杯歴代最多5度の大会制覇を誇るブラジルは、ルサイル・スタジアム(Lusail Stadium)で臨んだ初戦で前半こそ苦戦を強いられる場面があったものの、ハーフタイム後に調子を上げると、62分にはビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)のシュートのこぼれ球をリシャルリソンが押し込み、先制ゴールを決めた。

 イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)でプレーするリシャルリソンは、73分にも再びビニシウスのパスから今大会ここまでで最高のゴールに間違いないアクロバチックなシュートで追加点を挙げた。

 この結果、ブラジルは日韓大会(2002 World Cup)から続くW杯グループステージでの無敗記録を更新。最後に敗れたのはフランス大会(1998 World Cup)のノルウェー戦で、このときはすでに決勝トーナメント進出が決まっていた。

 同組のもう1試合では、スイスが1-0でカメルーンに勝利。第1節を終えた順位では、チッチ(Adenor Leonardo Bacchi aka Tite)監督が率いるブラジルが、次の対戦相手であるスイスを得失点差で抑えて首位に立っている。(c)AFP/Andy SCOTT