【11月24日 AFP】ロシア政府は24日、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が「併合」を発表したウクライナ4州の住民に対し、8万冊以上のロシアのパスポート(旅券)が発給されたと明らかにした。

 ロシアの通信社によると、内務省当局者は「4州がロシア連邦に加わって以降、ロシア連邦の市民として8万人以上がパスポートを受け取った」と述べた。

 ロシアは9月、ウクライナのドネツク(Donetsk)、ルガンスク(Lugansk)、ヘルソン(Kherson)、ザポリージャ(Zaporizhzhia)各州で「住民投票」を実施し、住民がロシアへの編入を支持したと主張。これを受け、プーチン大統領は同月、4州を正式に併合していた。

 国連(UN)はウクライナ領土の「違法な併合の試み」だと非難し、国際社会に対し「ロシアが発表する国境変更を承認しないよう」求めた。(c)AFP