【11月23日 AFP】イラク北部のクルド人自治区ドホーク(Dohuk)で21日夜、学生寮が入る建物の屋上に設置されていたガスタンクが爆発し、5人が死亡、40人が負傷した。当局が22日、明らかにした。

 建物にはベーカリーも入居していた。州知事によると、液化石油ガス(LPG)が漏れて居室まで流れ込んだため警察が出動し、避難させようとしていたところ、爆発が起きた。学生1人、ベーカリーの従業員1人、警察官3人が死亡したという。

 クルド人自治区でLPG漏れによる爆発が起きたのは、1週間で2回目。今回の事故を受け、自治政府は家庭でのLPGタンクの使用を禁止した。

 イラクではインフラが劣化し、安全対策も不十分なことから、ガス関連の事故が相次いでいる。(c)AFP