【11月22日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するウィリアムズ(Williams)は21日、来季の正ドライバーに21歳の米国人ルーキー、ローガン・サージェント(Logan Sargeant)を起用すると発表した。今季限りでチームを去るニコラス・ラティフィ(Nicholas Latifi)の後任となる。

 アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで行われたフォーミュラ2(F2、FIA F2選手権)のシーズン最終戦で、サージェントはスーパーライセンス取得に必要なポイントを獲得し、F2参戦わずか1年でウィリアムズのシートを確保。「この機会を与えられたことは、とても光栄であり夢がかなった」と喜びを口にした。

 サージェントはウィリアムズのアカデミー育ちで、主に欧州のカートやフォーミュラ3(F3、FIA F3選手権)で腕を磨いた。今季はカーリン(Carlin)のドライバーとして優勝2回、他に表彰台2回を記録。合計148ポイントでドライバーズ選手権4位になり、最優秀新人にも選出された。

 F2を1シーズン戦っただけではF1に参戦する準備としては足りないのではないかという見方もあるが、ウィリアムズのヨースト・カピト(Jost Capito)代表は、サージェントの準備は整っていると確信しており、「彼はF2で力強いルーキーシーズンを過ごした。F1でステップアップしていく姿を見るのを楽しみにしている。その旅をサポートするために、われわれはここにいる」と述べた。

 米国人のF1ドライバーは、2015年のアレクサンダー・ロッシ(Alexander Rossi)以来となる。

 今季のウィリアムズは、サージェントとタッグを組むことになるタイ人ドライバーのアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)が総合19位、ラティフィが同20位に終わり、コンストラクターズ選手権も、わずか8ポイントの10位だった。(c)AFP