【11月19日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong un)朝鮮労働党総書記は18日、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17(Hwasong 17)」の発射実験を娘と共に視察し、米国の脅威には核兵器で対抗すると述べた。朝鮮中央通信(KCNA)が19日、伝えた。

 金氏は米国と同盟諸国による合同訓練を「侵略戦争演習」と非難。米国が脅威を与え続けるなら、北朝鮮は「核には核で、正面対決には正面対決で応える」とけん制した。

 KCNAは、金氏が「愛する娘と妻」と共に18日のミサイル発射に立ち会ったとし、巨大なミサイルの前を少女と一緒に笑顔で歩く金氏の写真を公開している。

 国営メディアが金氏の子どもに言及するのは極めて異例で、娘の存在が公式に明らかにされたのは今回が初めてとみられると専門家は指摘している。

 KCNAは「発射実験によって新型の主要戦略兵器システムの信頼性が明確に証明された」としている。(c)AFP