「自殺も考えた」 ヘルソン住民、ロシアによる拷問の日々語る
このニュースをシェア
■食事は3日に1回
手足を縛られ、小指にクリップを付けられた。「地面に寝かされ、電気ショックを与えられた。筋肉が収縮し、体の中のすべてがねじれた」
トイレに行くことはほとんど許されず、空き瓶で用を足すしかなかった。最初の2週間は尿に血が交じっていた。「腎臓がきちんと機能していなかった」
食事は3日に1回のみで、拘束中に25キロほどやせた。
独房には壁に穴が開いていたため、他の被拘束者と話すことで「正気を保てた」という。
8月20日、ようやく解放された。
2度目に拘束されていた建物は、市中心部に位置する古いオフィスビルで、入り口に日本、米国、ウクライナの国旗が掲げられていたという。
AFPの記者は、ピリプ・オルリク(Pylyp Orlyk)通り15番地にあるこの4階建ての建物に入ろうとしたが、入り口にいた男性から「今は調査中だ」と言われ、追い返された。(c)AFP/Emmanuel PEUCHOT
