【11月16日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長は16日、ポーランドにミサイルが着弾し2人が死亡したことについて、ウクライナの防空システムによる可能性があるものの、同国における「戦争の究極の責任」を負うのはロシアだと指摘した。

 ストルテンベルグ氏はNATO大使との会合後、「事件に関する調査は進行中であり、その結果を待つ必要がある。しかし、これが意図的な攻撃の結果であることを示すものはない」と述べた。

 さらに、「われわれの初期分析では、事件はロシアの巡航ミサイル攻撃からウクライナ領を守るために発射された、ウクライナの防空ミサイルによって引き起こされた可能性が示唆されている」と述べた。

 その上でストルテンベルグ氏は、「だがはっきりさせておきたいのは、これはウクライナのせいではないということだ。ロシアはウクライナに対して不当な戦争を続けており、究極の責任はロシアにある」と強調した。(c)AFP