【11月14日 AFP】(更新)インドネシア保健省関係者は14日、20か国・地域首脳会議(G20サミット)に出席するためインドネシア・バリ(Bali)を訪問しているロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相が病院で2度の検査を受け、健康状態は良好だと明らかにした。ただロシア側は、外相が入院したという報道を否定している。

 インドネシア政府関係者がAFPに明かしたところによると、ラブロフ氏は13日にバリ島に到着した後、2日連続で病院に搬送された。

 インドネシア保健省関係者はラブロフ氏について、「きのう、バリ到着後に来院した。検査を受けるためだ」と明かした。さらに14日にも来院したが、やはり検査を受けただけであり、「健康だ」と述べた。

 複数のメディアがラブロフ氏の入院を報道した後、ロシア外務省のマリア・ザハロワ(Maria Zakharova)報道官が、Tシャツとショートパンツ姿のラブロフ外相と自身が会話する動画を公開した。

 ザハロワ氏は、「われわれはここインドネシアで(ラブロフ外相と)一緒にいる。ニュースを読んで目を疑った。フェイクの極みだ」と述べた。

 ラブロフ氏は、この報道は西側メディアの「何らかのたくらみ」の一部だと主張。「過去10年間、わが国の大統領が病気だと書き続けている」とも指摘した。(c)AFP