【11月11日 CGTN Japanese】第5回中国国際輸入博覧会(CIIE2022)が11月5日から10日にかけて開催され、過去最多145の国・地域からの出展を集めました。

 中国で多くの消費者を魅了し続ける化粧品大手・資生堂は今年、従来の製品展示に加えて、中国における投資の成果を披露するブースを中国のパートナーと共同で設置し、新たな取り組みについて積極的に発信しました。これについて、資生堂中国のチーフストラテジーオフィサーである長谷直子氏は、「中国が対外開放を続けていることで、われわれも投資ができ、その実績を紹介できている」として、「開放」に力を入れる中国の姿勢を評価しました。

 資生堂は昨年、中国に10億元(約197.8億円)規模の基金を設立しました。中国国内の医療・美容関連企業に投資を行うことによって、さらなる市場開拓を狙っています。

 また、40年以上にわたって中国展開をしてきた同社の経験を踏まえ、「中国市場の変化のスピードは非常に速い。現在の中国の消費者は商品の効能と機能を重視する傾向にある」としたうえで、こうした変化への対応について「今後は質と技術を高めて、スキンケアに限らず、内側から美しくなる『インナービューティー』に関する製品やサービスを打ち出していきたい」と意気込みを語りました。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News