【11月9日 AFP】南アフリカで8日、9歳の少女への暴行を含む90件のレイプを犯した男に有罪判決が下された。国中を震撼(しんかん)させる事件となっている。

 男はヌコシナティ・パカティ(Nkosinathi Phakathi)被告(38)で、2012~21年に最大都市ヨハネスブルク東郊のエクルレニ(Ekurhuleni)もしくはその周辺で一連の犯行に及んだ。

 国家検察庁(NPA)によると、被害者は9~44歳で、登下校中の少女ら若年層が大半だった。

 NPAは「被告は湯沸かし器など家電の修理に来た電気技師を装い、被害者をレイプした。一度に複数を次々に襲い、その様子を見ているよう強制した事案もある」としている。

 NPAによれば、被告は2021年3月、被害者宅に戻ろうとしたところを逮捕された。警察官に足を銃で撃たれ、切断を余儀なくされたという。

 被告は先週、レイプや誘拐など計148件の訴因について有罪を認めた。ヨハネスブルク近郊のパームリッジ(Palm Ridge)の裁判所はこの日、90件のレイプなど計146件について有罪と判断した。量刑は12月初めに言い渡される予定。(c)AFP