無資格選手疑惑のエクアドル、W杯出場が確定 CAS裁定
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【11月9日 AFP】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は8日、W杯カタール大会(2022 World Cup)の南米予選で無資格のDFバイロン・カスティージョ(Byron Castillo)を起用したと他の国から訴えられていたエクアドル代表について、本大会の出場を支持する裁定を下した。
CASはカスティージョに出場資格があると結論付けたものの、同選手のパスポートを「改ざん」したとしてエクアドルサッカー連盟(FEF)には処分を科すとした。
エクアドルは南米予選で4位に入り、本大会への最後の自動出場権を獲得していた。それに対し、ペルーとチリがエクアドルをW杯から締め出すことを目指して訴えを起こしていたが、今回の裁定により数か月にわたる騒動に終止符が打たれることになった。
南米予選で5位となったペルーは、オーストラリアとの大陸間プレーオフで敗退。一方のチリは南米予選でエクアドルと5ポイント差の7位に終わり、本大会には進めなかった。
チリサッカー連盟(FFCh)は、メキシコ1部リーグのレオン(Club Leon)でプレーするカスティージョについて、1998年11月にエクアドルのプラヤス(Playas)で誕生したのではなく、実際は1995年7月にコロンビアで生まれたという証拠があると主張。「出生証明や年齢、国籍を偽った疑い」があると訴えていた。
この訴えは9月に国際サッカー連盟(FIFA)によって却下されており、それによってCASに持ち込まれていた。
CASは「(チリ連盟などの)訴えを部分的に支持し、FIFA上訴委員会(FIFA Appeal Committee)の決定を無効」とするとした上で、「エクアドル当局がバイロン・カスティージョをエクアドル国籍だと認めた」ため、出生地に関係なく同選手には出場資格があると結論付けた。
ただし、FEFは30日以内に10万スイス・フラン(約1500万円)の罰金を支払わねばならない。またエクアドルは米国、メキシコ、カナダの共催となる2026年のW杯(2026 World Cup)に向けた南米予選で、勝ち点3を剥奪される。(c)AFP
