【11月12日 CGTN Japanese】上海で開かれている第5回中国国際輸入博覧会で、中国の国家石油天然ガス管網集団(国家管網グループ)は多くの国の国際エネルギー企業と協力協定を結び、液化天然ガス(LNG)プロジェクトに関する協力強化の姿勢を示しました。中国の石油・天然ガスパイプライン網のインフラ設備の市場化に向ける開放が促進されるとみられます。

 国家管網グループは、シェルやエクソンモービルなどの国際エネルギー企業と戦略的協力協定を結び、受け入れ基地開放期間中の使用、貯蔵タンクのリース、保税タンクの越境輸送などのサービス展開を目指します。中国が国家レベルの博覧会を通じて国際エネルギー企業に石油・天然ガスパイプライン網のインフラ設備を開放するのは、これが初めてです。

 現在、国家管網グループは中国北西部の新疆から東部へ、中国西部の陜西省北部から北京へ、四川省東部から上海へなど六つの省・自治区と直轄市への主要石油・天然ガスパイプラインを管理・運営しており、延べ9万8000キロに上る管理、調達、運営の一体化を実現させています。また、管理・運営している7つのLNG受け入れ基地は年間3000万トンの充填(じゅうてん)が可能で、国内運営中の受け入れ基地数が最も多い企業です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News