【11月7日 AFP】インスタグラム(Instagram)やフェイスブック(Facebook)を運営する米メタ(Meta)が大量解雇を計画していると、米メディアが6日、報じた。

 ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係筋の話として伝えたところによると、解雇は数千人から数万人規模で、早ければ9日にも発表される。

 メタは全世界で各サービス合わせて約8万7000人を雇用している。

 マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)は10月末の第3四半期決算発表の際、2023年末まで増員せず、小幅な人員削減もあり得ると述べていた。メタの同期の純利益は前年同期比52%減の44億ドル(約6450億円)だった。

 米IT業界は経済環境悪化の中、新規雇用の停止や人員削減を余儀なくされている。インターネット通販最大手アマゾン(Amazon)は先に、新規採用の凍結を発表。富豪のイーロン・マスク(Elon Musk)氏が買収したばかりのツイッター(Twitter)も先週、従業員7500人のほぼ半数を対象に解雇に着手した。

 広告収入に依存するフェイスブックやグーグル(Google)などのプラットフォームは、インフレや利上げを受けて広告主がコスト削減に乗り出していることから、業績が悪化している。(c)AFP