【11月7日 AFP】自転車ロードレースのツール・ド・フランスさいたまクリテリウム(2022 Tour de France SAITAMA Criterium)が6日、さいたま市で行われ、ツール・ド・フランス クリテリウムレジェンズ(Tour de France Criterium Legends)のジャスパー・フィリプセン(Jasper Philipsen、ベルギー)が最後のスプリント勝負を制して優勝した。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)のため、さいたまクリテリウムは2019年以来3年ぶりの開催。その中で、今年のツール・ド・フランス(2022 Tour de France)総合王者であるチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)は、スプリント勝負を避けるための十分な差を築けずに2位となった。

 イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)が3位、モビスター・チーム(Movistar Team)のアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde、スペイン)が4位となった。

 バルベルデとアスタナ・カザフスタン・チーム(Astana Qazaqstan Team)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)は、公式にはすでに引退しており、これがキャリア最終戦になる可能性が高い。自転車ロードレースの象徴である二人は、残り5周で集団から抜け出して大きなリードを築いたが、残り2周で後続が吸収。抜かれる直前には二人が握手する場面も見られた。(c)AFP/Andrew MCKIRDY