【11月6日 AFP】5日に行われたドイツ・ブンデスリーガの試合で、サポーターが間もなく開幕するW杯カタール大会(2022 World Cup)のボイコットを呼びかけた。

 ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)対VfLボーフム(VfL Bochum)の試合では、全席立ち見のホームゴール裏に黄色の壁をつくったドルトムントサポーターが、「カタール2022をボイコットせよ」と書かれた横断幕を広げた。

 クラブカラーの黄色と黒に塗られた「プレー時間よりも多い死者数」という横断幕もあった。これはW杯カタール大会の総プレー時間5760分と、英紙ガーディアン(Guardian)が2021年に報じたスタジアム建設作業員の死者数6500人の比較を指している。

 首都ベルリンで行われたヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)対バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)の試合や、2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Dusseldorf 1895)対ザンクトパウリ(FC St. Pauli)戦でも、ファンが同様の呼びかけを行った。(c)AFP