【11月5日 CGTN Japanese】世界保健機関(WHO)の最新の統計によれば、乳がんは肺がんに代わって世界で最も多い腫瘍になりました。中国国家がんセンターが発表した最新のデータでも、乳がんは現在、中国女性の健康を害する最も多い悪性腫瘍です。2021年の中国の新発乳がん症例は約42万件で、平均発症年齢がより若くなる傾向があります。

 中米両国の最近のデータを比べると、米国の乳がん発症の年齢は60歳前後がピークで、中国では45歳から50歳です。中国の患者はより若いので、直面する社会と家庭の負担はさらに重くなります。

 医療技術の持続的な発展と「早期のスクリーニング検査・診断」という理念の普及に伴い、中国の乳がん患者の5年生存率は80%を超え、慢性病として扱われるようになりました。専門家は、現在の乳がんの治療は病気そのものに注目するだけでなく、より多くの乳がん患者が心身ともに癒やされ、女性がより良い状態で家庭と社会に復帰するのを助けるべきだと呼びかけています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News