【11月2日 AFP】イスラエル総選挙(国会定数120)が1日、投開票された。出口調査によると、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)元首相率いる右派リクードが第1党争いでリードしており、同氏の復権が視野に入ってきた。ただ、開票の進展に伴い結果が変わる可能性は残されている。

 リクードが第1党となれば、ユダヤ教の超正統派・極右政党と連立するとみられる。

 ネタニヤフ氏は2日早朝、エルサレム(Jerusalem)での集会で、「大きな勝利に近づいている」「最終結果はまだ分からないが、出口調査と同じなら政権を樹立する」と宣言した。

 一方、与党の中道イェシュアティド(Yesh Atid)を率いるヤイル・ラピド(Yair Lapid)首相は支持者向けの演説で「何も決まっていない」「最終結果を辛抱強く待つ」と語った。

 複数の地元メディアの出口調査によると、ネタニヤフ氏率いるリクードが30~32議席で第1党となっている。超正統派・極右政党の議席を合わせると、ネタニヤフ陣営は61~62議席を獲得する見通し。

 ラピド氏のイェシュアティドは22~24議席で、第2党になると予想されている。(c)AFP/Ben Simon