【11月2日 AFP】パリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2022)で2か月ぶりに本格復帰するラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が1日、世界ランキング1位を目指して戦うことはもうないと断言した。

 現在もスペインの同胞カルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz)に次ぐ世界2位につけるナダルは、「とにかく、出場するすべての大会で勝負し続けるために戦う」とコメントした。

 ツアー通算92勝を挙げている輝かしいキャリアで、ナダルは1位の在位期間が209週を数え、年間1位で終えたシーズンも5回ある。

 それでもナダルは「1位になるために戦うことはもうない」と話し、「過去にはそうしたこともあった。そして何度か目標を達成し、それがとても幸せで誇らしかった」とした上で、「しかし今の自分は、1位のためには戦わない時期に来ている」と続けた。

 10月に息子が生まれたナダルは、9月のレーバー・カップ(Laver Cup 2022)でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とダブルスを組んだが、シングルスは全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2022)4回戦を最後にプレーしていない。

「しばらくぶりにツアーへ復帰できてうれしい。この5か月はあまり多くプレーできなかった」とコメントしたナダルは、パリ・マスターズ初戦でトミー・ポール(Tommy Paul、米国)と対戦する。(c)AFP