【11月1日 CGTN Japanese】中国の極地調査船「雪竜号」は10月31日、上海にある中国極地観測国内基地の埠頭(ふとう)を離れ、南極に向かいました。極地調査船「雪竜2号」と共同で中国第39回南極科学観測任務を遂行することになり、中国が極地探査モデル「双竜」を用いて南極科学観測行動を展開するのは、今回で3回目となります。

 今回の中国南極科学観測隊は255人の隊員で構成され、南大洋の重点海域が世界の気候変動に与える影響やフィードバックなどの科学問題をめぐり、大気成分、水環境、堆積環境、生態系などの関連分野の調査・研究を展開します。

 また、南極の中山基地、泰山基地、崑崙基地の周辺環境の観測や天文観測も行い、中国の極地観測用固定翼機「雪鷹601」を利用し、クイーンエリザベスランドなどの地域の氷床下の地形の探査を展開します。

 科学観測隊は2023年4月上旬に国内に戻る予定です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News