【11月1日 AFP】サッカーフランス代表MFポール・ポグバ(Paul Pogba)が、手術した膝の回復が間に合わないためW杯カタール大会(2022 World Cup)を欠場すると、31日に代理人が発表した。

 代理人のラファエラ・ピメンタ(Rafaela Pimenta)氏は発表文の中で「昨日、伊トリノ(Turin)と米ピッツバーグ(Pittsburgh)で行われた医療的再評価の結果、非常に心苦しいがポール・ポグバが手術からの回復にまだ時間を要することをお伝えする」と記した。

「この理由により、ポールはW杯による中断期間前にユベントス(Juventus)に戻ることも、カタールでフランス代表チームに加わることもできなくなる」

 ユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は先日、イタリア・セリエAの中断前に29歳のポグバがプレーする「可能性は非常に低い」と述べていた。

 今夏、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)から復帰したポグバだが、7月に右膝半月板を負傷しユベントスでは試合に出場できていない。

 11月20日に開幕するW杯に向けて当初は手術を受けないことを選択していたポグバだったが、9月初旬に練習復帰を果たすとその考え方を改めた。結局膝にメスを入れて離脱を余儀なくされていたが、2週間前にはユベントスで部分練習を再開していた。

 4年前に行われたW杯ロシア大会(2018 World Cup)で優勝に大きく貢献したポグバは、クロアチアとの決勝でも得点を挙げた。

 フランス代表ではポグバに加え、負傷したハムストリングを手術して4か月の離脱を強いられているMFヌゴロ・カンテ(N'Golo Kante)もW杯の欠場が決まっている。(c)AFP