【10月29日 AFP】(更新)フィリピンの民間防衛局は29日、台風22号(アジア名:ナルガエ、Nalgae)による死者数を訂正し、72人ではなく45人だったと明らかにした。

 民間防衛局は、28日に南部の洪水被災地に派遣された救助隊からの報告に誤りがあり、死者の一部を二重計上していたと認めた。

 民間防衛局の南部地域担当の報道官は「きょう午前6時に報告をまとめた際に死者40人、負傷者31人、行方不明者15人だと判明した」と述べた。

 民間防衛局の局長も首都マニラでの記者会見で、ミンダナオ(Mindanao)島南部の被災地から40人の遺体を収容したと認めた。地元当局が報告の「検証」を行い、死者数を訂正したという。さらに、他の場所での死者は5人だと説明した。

 民間防衛局は先に、死者72人、行方不明者14人、負傷者33人と発表していた。

 台風22号は29日未明、ルソン(Luzon)島に上陸。最大風速は26メートルに達した。(c)AFP