【10月29日 AFP】ノーベル賞(Nobel Prize)の運営団体ノーベル財団(Nobel Foundation)は28日、12月に開催する2022年のノーベル各賞の授賞式にイラン大使を招待しないと明らかにした。数日前にロシアとベラルーシに対しても同様の措置を取っている。

 ノーベル財団はイラン政府の抗議デモ弾圧に言及し、「深刻でエスカレートする状況を踏まえると、イラン大使をノーベル賞授賞式に招待するべきではない」と主張。

「数十年前から、受賞者の科学や文学、平和への貢献をたたえるためスウェーデンに外交使節を置くすべての国を招待することを出発点としてきた」としている。

 しかし今週、ウクライナへの軍事侵攻を理由にロシアとベラルーシの大使を招待しないと発表。「反移民」を掲げる極右のスウェーデン民主党の党首も招待しない考えを示した。(c)AFP