フィリピン南部で豪雨、67人死亡
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【10月28日 AFP】(更新)フィリピン南部が豪雨に見舞われ、土砂崩れや洪水で少なくとも67人が死亡した。当局が28日、明らかにした。
ミンダナオ(Mindanao)島のコタバト(Cotabato)近郊の九つの町で洪水が起き、木や岩、土砂が押し流された。
州政府の防災当局はAFPに対し、未明に水位が突然上がったため、住民の多くは不意打ちを受けた状態だったと語った。
ダトゥオディンシンスアット(Datu Odin Sinsuat)とその周辺で50人が死亡した他、ダトゥブラシンスアット(Datu Blah Sinsuat)とウピ(Upi)で合わせて17人が死亡。11人が行方不明となっており、31人が負傷した。
さらに、遠隔地の山の麓の村が土砂崩れで埋まったとの通報もあり、救助隊が向かっているという。
ウピで美人コンテストの撮影をしていたレマー・パブロさんはAFPに、夜中に氾濫した水が突然流れ込み、観客は避難せざるを得なかったと話した。
コタバト周辺では27日夜から強い雨が降り始めた。
気象当局は、接近している台風22号(アジア名:ナルガエ、Nalgae)が豪雨の一因だと説明している。(c)AFP