【10月27日 AFP】ロシアに併合されたクリミア(Crimea)半島の当局は27日、火力発電所がドローン(無人機)攻撃を受けたと発表した。ただし、大きな損害はなかったとしている。

 セバストポリ(Sevastopol)のミハイル・ラズボザエフ(Mikhail Razvozhayev)首長はテレグラム(Telegram)に「きょう(27日)未明、バラクラバ(Balaklava)火力発電所に無人機攻撃があった。変圧器がわずかな損傷を受けた。死傷者はいなかった」と投稿した。

 ラズボザエフ氏は、変圧器からは出火があったものの、当時は「保守点検中であり稼働していなかった」と説明。「電力供給に対する脅威はない。今回の一件は、セバストポリと(クリミア)半島への電力供給には影響しない」と強調した。

 ウクライナ軍は現在、南部での反転攻勢を強めている。一方ロシア軍はここ数週間、ウクライナ国内の発電所を相次いで攻撃している。(c)AFP