【10月27日 AFP】カタールの保健省は26日、2022年サッカーW杯(2022 World Cup)開幕を控え、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の入国前検査義務を撤廃すると発表した。同省は先日、100万人を超える海外からの観客にワクチン接種を義務付けない方針を示していた。

 この新型コロナウイルス対策の緩和は、11月20日に開幕する大会の19日前となる同月1日から実施される。

 人口わずか290万人の小国ながら豊富な資源を有するカタールに、海外からこれほど多くのファン、選手、職員、スタッフ、そしてメディアが訪れるのは過去に例がない。

 保健省は「訪問者は今後、カタールに渡航する前にPCR検査や抗原検査の陰性結果を提出する必要なはい」と発表した。

 29日間にわたって行われるW杯は、世界で600万人以上の命を奪った新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)以降、ファンと一体となって開催される初の世界的スポーツイベントとなる。1年遅れで昨年に開催された東京五輪は原則無観客で行われ、今年の北京冬季五輪は隔離環境「バブル」の中で開催された。

 大会組織委員会と国際サッカー連盟(FIFA)は、W杯を世界がパンデミックに打ち勝ったシンボルにしたいと考えている。

 しかし保健省は以前に、脅威的な変異株が出現するなど「国内でパンデミックの状況が悪化した場合」は、大会に特別な措置を命じる可能性があると警告している。

 同国では今月、公共交通機関でのマスク着用義務が撤廃され、大会で使用される8スタジアム内でのマスク着用も任意となる。(c)AFP