【10月22日 AFP】テニスの不正監視団体ITIAは21日、女子元世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)期間中に行われた8月のドーピング検査で禁止薬物のロキサデュスタット(Roxadustat)が検出されたとし、暫定的に資格停止処分を科したと発表した。

 ロキサデュスタットは赤血球の産生を促進する薬で、貧血や腎臓病の治療に使用される。

 現在世界ランク9位につけるハレプはツイッター(Twitter)でコメントを発表し、検査結果は「人生で一番のショック」だとした上で、故意の摂取でないことを証明するため「最後まで闘う」と主張。検出された薬物は「極めて少量」だったとも付け加えた。

 テニス界では2016年のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova)以来となる、大物選手のドーピング検査失格となった。ハレプは2018年の全仏オープン(French Open 2018)と2019年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)を制した実績を持ち、今季は鼻の手術を受けた影響で9月中旬にシーズンを打ち切っている。

 ITIAによれば、ハレプ側には10月7日に暫定資格停止処分を通知。ハレプ側はB検体の分析を求めたが、その結果ロキサデュスタットの存在が確認されたという。(c)AFP