レッドブルの予算超過問題、ボッタスが「厳しい」処罰求める
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【10月21日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するアルファロメオ(Alfa Romeo Racing)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)は20日、2021年シーズンの予算制限を超過したレッドブル(Red Bull)への厳しい処罰を求めた。
今週末に行われる第19戦米国GP(United States Grand Prix 2022)を控え、21日にレッドブルが記者会見を開く予定となっている中、メルセデスAMG(Mercedes AMG)の元ドライバーであるボッタスは、レッドブルが痛手を被る厳しい処罰を望んでいると述べた。
この日公式記者会見に臨んだボッタスは「個人的には、徹底した厳しいペナルティーを求めている。起きてはならないことであり、ルールはルールだからだ」とし、「ペナルティーに値するのは間違いない。彼らへの手厳しい罰を望むとしよう」と語った。
昨季最終戦のアブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2021)では、レッドブルのマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が最終周でメルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)をかわして年間優勝を果たし、これが物議を醸した。
通算7度のタイトル獲得を誇るハミルトンと当時チームメートだったボッタスは、「彼ら(レッドブル)とはコンストラクターズ選手権のタイトルを争っていた」と振り返り、「そう、僕らがそのタイトルを獲得したが、ドライバーズ選手権は負けた。ほんの数ポイント差だった。数百万ドルが大きな違いになり得るんだ」と訴えた。
第18戦日本GP(Japan Grand Prix 2022)でフェルスタッペンが2季連続のドライバーズ選手権制覇を確定させたレッドブルは、今週末のレースで2013年以来となるコンストラクターズ選手権のタイトル獲得を目指す中、セルヒオ・ペレス(Sergio Perez)がチームを擁護した。
ペレスは「僕らは一致団結していて、全てが正しい状況に向かっていると信じている」とし、「この問題を国際自動車連盟(FIA)と解決するのはチームに任せる」と話した。
「結局のところ、誰かが勝っているときには、そのパフォーマンスを奪いたがるチームというのは常に存在する。それはこのスポーツの一部だ」 (c)AFP