【10月21日 AFP】英国のベン・ウォレス(Ben Wallace)国防相は20日、ロシアの戦闘機「スホイ27(SU-27)」が9月29日に黒海(Black Sea)公海上空をパトロールしていた非武装の英偵察機RC135の近くにミサイルを発射したと明らかにした。

 ウォレス氏は「航空機が後をつけられるのは珍しいことではない」とする一方、ミサイル発射に対する「懸念」をロシアのセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相とワレリー・ゲラシモフ(Valery Gerasimov)参謀総長に書簡で伝えたと述べた。

 ウォレス氏は、英偵察機は非武装で事前に通知した経路を飛行していたと強調した。

 ロシア側は、ミサイル発射が公海上空で起きたことを認める一方、「技術的な不具合」が原因だと回答した。

 ウォレス氏は同盟諸国と協議した後、「戦闘機の護衛付きで」定期パトロールを再開したと述べた。(c)AFP