【10月19日 AFP】ポーランド国防省は18日、韓国から多連装ロケット砲「K239チョンム(Chunmoo)」288基を購入する基本契約を締結すると発表した。マリウシュ・ブワシュチャク(Mariusz Blaszczak)国防相が19日、署名する。

 うち18基は来年引き渡され、ポーランド・イェルチ(Jelcz)社製の車両に搭載される。同省によると、K239は射程290キロの弾道ミサイルと射程80キロの誘導ミサイルを発射可能。

 ロシアがウクライナに侵攻して以来、ポーランドは武器の購入額を大幅に増やしている。

 ブワシュチャク氏は先週、韓国との契約は、来年納入予定の米国製高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」の注文には影響しないと述べていた。

 ポーランドはすでに韓国からK2戦車180台とK9自走砲672台を購入する基本契約を締結済みで、今週に第1陣を受領した。9月にはFA50戦闘攻撃機50機を韓国に発注した。

 米軍事専門サイト「ディフェンス・ニュース(Defense News)」によると、ポーランドは現在、欧州最大の韓国製兵器輸入国となっている。(c)AFP