【10月17日 CGTN Japanese】10月15日は「国際白杖の日」です。中国盲人協会の2019年の統計によりますと、中国の視覚障害者は約1731万人です。視覚障害者の映画鑑賞支援を目的とした「光明映画館」と呼ばれる公益プロジェクトの取り組みが近年注目されています。

 2017年末、中国伝媒大学の教師と学生がボランティアの主体となったバリアフリー映画鑑賞公益プロジェクト「光明映画館」が立ち上げられました。教師と学生らは、視覚障害者を対象に、映画のセリフや効果音などの合間に、画面に関する音声解説を入れて映画の内容を説明し、彼らが映画の内容をより理解しやすくなるようサポートしています。このようにして制作されたバリアフリー映画は毎年100本以上に上ります。

 中国東北部吉林省障害者連合会の潘宏峰理事長によりますと、長春市の4地区の障害者連合会が区内の映画館5館と協力して、毎月視覚障害者のために「光明映画館」の映画を無料で上映しています。2022年8月末までに、鑑賞者は延べ2万2000人に達しました。

 映画館以外にも、今年9月29日から、中国ラジオ・テレビネットワーク有限公司(China Broadnet)と「光明映画館」が協力して作成した映画は、全国28の省で配信が開始されました。視覚障害者は身分証明書の番号や障害者証明書の番号を入力して本人認証を受けると、ケーブルテレビネットワークで「光明映画館」のバリアフリー映画を無料鑑賞することができます。

 今年5月、盲人や視覚障害者その他の印刷物の判読に障害のある人が平等に文化と教育を受ける権利を保障するマラケシュ条約が中国で正式に発効し、これにより、映画の著作権問題に関しては、旧作から新作映画まで、すべてバリアフリー映画としての制作が可能になったため、中国の視覚障害者はより多くの映画鑑賞が可能になりました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News